Free time in Bruxelles

<贅沢な休日>

自由という言葉が好きだ。なんかとても開放感があって何もかも許されるような大きなイメージのある言葉。でも実は自由の裏には
責任が常に隣り合わせ。それがとても重要な意味を持つことを実感する。自由にしていい、と言われると本当気持ちが引き締まりますものね。若い時にはその意味を度々間違えてしまったりする。

海外旅行においての<自由>はそれでもとても開放感がある。気の置けない家族や友人と思い思いの休日を過ごす。時間なんて気にしなくていい。
常にマイペースにいたいところにいたい時間だけいればよい。ツアーなんてこんな時間が用意されているから少々自由のきかないことあっても耐えられるんだよね^^;この時間へたどり着くまでそれはそれは一杯一杯な気持ちもためこんでいますよ^^;
いろいろなことしたい〜〜〜っ、みたい〜〜〜て・・・。
でも最近幾度かの旅行に行って気付く事があった。外国の人達の動きと日本人の動きの違いだ。これは日本へついてすぐ感じたのであるが、動きが実にすばやいのだ。何だかテレビを早送りで見ているような、とてもすばやい動き。日本人ってなんでこんなに早く動いているのだろう???本当に思わず笑いが出てしまうほどそれはおかしく見える。まだ日本のペースに自分が慣れていないせいもある。
私も普段の生活の中でこんなに忙しそうに動き回っているのだろうか?・・・いやそれは街のせわしない雰囲気の中にあっていえることだろう。
そう、思いたい。
今回の旅先の一つであったブリュッセルは1日の就業時間がなんとも羨ましい限りだった。
午前中の働きがあって昼食とお茶タイムをはさんで午後も少しの間働く。が勤めをおえるころでも日はまだ高い位置にある。
カフェでお茶をすする人の多きこと多きこと。。。そしてみんな笑顔でとってもノンビリとしているよね?・・・ど〜して!?
時間が日本より2倍〜3倍遅く流れているようなスロ〜な動きだ。そんな人々を見ていると穏やかなゆったりした気持ちになって眠気を催すほどだ。でもそんな中にあってもわたしたちは常にてきぱき動く添乗員さんに引率されて、すばやい動きとらざるを得ない。その姿をおかしく見ている人はいるだろうか?集団で歩く東洋人に興味があるのか速い動きで街を闊歩する様子がおかしくて見つめられているのか現地の人達に聞いてみたい。
とにかく贅沢な休日は何にもせずにノンビリゆったりすごす事に尽きるのだと思う。あそこにいってここいって、とついつい私も詰めこみタイプなのであるが、そんな贅沢な過ごし方が出来るように歳を重ねていきたいと思っている。何もせずに暖かいお茶をすすりながら
プールサイドや日のあたる暖かいテラスで本を読みふけるなんていうのが、憧れの時間の過ごし方である。何年、いや何10年先になることやら・・・^^;

3月18日木曜日、ブリュッセルからの出発の朝は強い雨が降っていた。昨日までの旅の天候に感謝し思いを残して
ホテルを後にする。
KL1726便の大きな翼に自分の運命をたくして飛行機は日本へ向けて飛び立った。
明日の朝は成田の空の下だ。8日分だけなつかしいな・・・と思う。そして日本もヤッパリ良い国だなと思う。

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